Bellator 279 堀口恭司連敗  〜トーナメント初戦敗退から読み取る。崩れた牙城は元に戻らない。〜

アメリカ・ハワイで行われているBellator 279にて
最強のMade in Japanこと堀口恭司選手のトーナメント一回戦が行われました。

結果はトーナメントに代打として出場したパトリック・ミックス選手に判定負けしました。

堀口は前回の試合は逆転KO負け。
正直、試合内容から見ても、堀口の実力は落ちていると感じました。
いくら相手が身長15cm高く体格で勝っているとしても、ここは勝つべく時でした。
動きから見ても昔の飛び込む速度と比べると明らかにキレが悪い。
膝の怪我をしてから、堀口の一番の強みである
飛び込むスピードが明らかに落ちてしました。

試合内容から見ると、
打撃全般は堀口が優勢でしたが、
踏み込むスピードが落ちているため距離が近い。
堀口サイドから見たときの打撃の距離は、
ミックスのパンチが生きる距離だったのかなと感じます。
更にミックスは体格を活かし、ドンドン距離を詰めてくる。
距離を詰めちゃえば得意の組みへと繋げられますからね。
そのため、堀口は中途半端な距離で勝負することになり、
得意のフェイントを使うことができませんでした。
堀口は得意なことを潰されてしまい、負けてしまいました。
これは相手サイドも堀口を相当研究してきたと思います。

組み、寝技に関しては、これまた
堀口とミックスに体格差があるとは言え、
実力に差がありましたね。
ミックスは極められなかったとはいえ完全にバックコントロールされていましたから。

堀口は現在31歳。
年齢からみてもパワー、スピードが落ちてくる年齢ですが、
膝の怪我をしてから強みの踏み込みスピードが落ちてしまっているようです。
人間は下半身のパフォーマンスが全体のパフォーマンスに関係しますが、
ちょっと今日の堀口のコンディションだと
怪我をする前の堀口のパフォーマンスとは程遠い気がするのは僕だけではないはずです。

スポーツ選手でパフォーマンスが落ちてくるキッカケは
年齢という事もありますが、
怪我が一番多いのではないでしょうか。
堀口選手は3年前に膝の前十字靭帯断裂をしています。
膝の前十字靭帯断裂はどの競技でも非常に多い怪我ですよね。
スポーツ科学が発展しても中々、前十字靭帯断裂から怪我前のパフォーマンスに復活することは
非常に難しいのが現実です。

最強のMade in Japanこと堀口恭司も
膝の故障から戦い方を変えているという事もありますが、
一度、崩れた強さを戻すには並大抵のことではありません。
サブタイトルにも書きましたが、
崩れた牙城は元には戻らない。
この試合結果からそんなことを思いました。

果たして、堀口は再びパフォーマンスを戻せるのか。
そして、世界トップに返り咲くことはできるのか。
それとも崩れたまま終わるのか。

ここで、終わらせないのが堀口だと
堀口のアマチュア時代から見ていた僕は次戦も応援しています。