Age is only a number(年齢はただの数字)③ 〜52歳高坂剛 引退試合で極真空手世界王者をKO!!〜

久々のAge is only a numberシリーズを書いていきます。
以前の記事はこちらから↓


昨日(4/17)RIZIN35にて、
嬉しいAge is only a numberな出来事がありました。
それは、高坂剛選手(52歳)の引退試合です。

高阪は引退試合でしたが、
真っ向勝負した結果、
おもいっきし相手を
ぶっ飛ばして見事KO勝利!

カッコよすぎ。

ちなみに相手の上田選手は
26歳で総合デビュー戦でしたが、
極真空手の世界王者の怪物です。

一方の高阪は最後に試合したのが、
2年前、
その前は5年前。
それらの試合も連敗しています。
もう52歳だしエキシビション的な引退セレモニーでも良かったんじゃないのかなぁと
普通だったら思いますが、
高阪はガチの怪物との真っ向勝負することを選択しました。
相手の上田は高阪との年の差は半分の26歳、さらに極真の世界王者。
高阪がいくら長いキャリアがあれど、
普通にヤバい相手っすよ。
そんな怪物に向かっていく52歳親父がどこの世界にいますか?

↑この記事の最後にも書きましたが、
高阪は試合の解説では非常にわかりやすく
豊富な知識量から
格闘技界の賢者と呼ばれています。
しかし、自分の試合になると、
駆け引きなし。
作戦なし。
相手を倒すか。自分が倒されるかの
知を全く感じさせない野獣スタイルで戦います。
究極の賢者というのは原始人に近いんだなぁと
シミジミ思います。

今日の試合も細かい駆け引き一切なし。
漢と漢の真っ向勝負をして、
高阪が上田のこめかみをぶち抜きKOしました。

もう一度説明しますが、
上田は極真の世界王者です。
確かに極真のルールでは顔面へのパンチは禁止されてますが、
打撃の頂点を極めた怪物をブチのめしましたからね。
ホント、カッコいいっすよ。

高阪はこれまで
勝った試合もありますが、沢山負けてきました。
昔のMMAは階級という概念が少なく、骨格がデカくない高坂でも
ミルコ、ヒョードル、ノゲイラ、ハント、ランディ等
紛れもなく60億分の1を競う世界最強の怪物達との
命がけの戦争を行っていました。
試合後のマイクでも話していましが、
頭蓋骨に何箇所も骨折した後があるみたいです。
それだけ物凄い死闘を繰り広げた漢だからこそ、
今日の奇跡に繋がったのではないでしょうか。


試合後、ご家族との撮影している姿を見ると、
これで良かったんだなぁと感じました。
27年間、
いや、柔道時代からカウントすると40年間ですかね。
お疲れさまでした。
今日の試合が高坂のベストバウトになりました。
そして、僕は高校生の時から高坂の試合を観ていましたが、


↑16年も前の試合です。
高坂は当時30kg差もあったハントをスタンドで下がらせましたからね。
気迫と根性だけで元K1王者ハントをビビらせたのは、後にも先にも高坂しかいないのでは。
パンチでぶっ飛ばされても、タックルが切られても前に出続ける。
こういう熱いファイトが人の心を動かす試合です。
今の格闘家は1kg2kgの体重差でガタガタ文句言ったり、
ルールがどうとかこうとか、
判定がうんやらかんやら、情けないっすよ。
格闘家として一番大事な仕事は熱いファイトを見せること。
それを代弁している試合です↑


話は戻りますが、今日のRIZIN35、前日のトリガーでは
トリプルタイトルマッチが行われ、
残酷な返り討ち、
外来種が国内選手を飲み込んだ現実、
色々思うこともありましたが、
僕個人的には高阪が全て持っていってくれたと思います。

試合後のインタビューを聞いて思いましたが、
最後に本当の意味で報われて良かったです。

今後も漫画バガボンドでいうと、
沢庵の様なポジションで
後輩たちを導いていってもらいたいです。

坊主頭もそうですが、
肝の座った感じが沢庵と高阪は似てますね。

いつか武蔵の様な侍ファイターを
育てていって欲しいです。