RIZIN  LANDMARK vol.2 平本蓮連敗 〜幻の終焉〜

昨日(3/6)RIZIN LANDMARK vol.2にて、
巷で話題の平本蓮選手のMMA2戦目がありました。
平本選手の相手はMMA9戦していてキックでもタイトルを獲っている鈴木千裕選手との試合で、
事前の盛り上がりはそれなりにありました。


平本選手は2020年大晦日から1年以上も空けての2戦目となります。
この1年、海外トップ選手が在籍しているアメリカのジムへ武者修行に行き、
強さを幻想させるSNSマーケティングが上手くいき、
試合をせずにファンや話題を作っていきました。
昨年年末にアメリカから日本へ帰国し、
日本での平本選手の練習仲間からの反響は
平本の強さを匂わせる話も出ていたこともあって、
今回の試合は注目されてました。

もしかしたら平本はとんでもなく強くなっているのかと。

その強さに人々は幻を見ているのか。どうなのか。答えがわかる日となりました。

試合が始まり、
蓋を空けてみると、
鈴木選手の判定勝ち。
正直、平本選手は酷かったっすね。
ハッキリ言わなくても弱い。

1R序盤、鈴木のストレートが平本にモロ当たって平本フラッシュダウン。
おや?

一分くらい経過し、
鈴木が平本を打撃→四つ組→投げで
あっさりテイクダウン。
ん?
鈴木がいくら総合の経験があるといっても
決して、組みの強いグラップラーではありません。
打撃が強みのストライカーです。
そんな鈴木にあっさりぶん投げられ、抑えられたら動けない様子を見ていると
これは、もしかして、、

平本
ちゃんと練習してないな。こいつ

確かに試合全体の打撃面でいうと、
パンチを当てているポイント数は平本の方が高いですが、
与えているダメージは圧倒的に鈴木の方が高いようです。(寝かされた時のパウンドかもしれませんが)
そもそもキックとMMAの打撃は違います。
平本の打撃は、典型的なキックボクシングの打撃。
つまりコンビネーションなど連打でダメージを与えることに特化しています。
総合の打撃の場合はキックと違い、連打を打ち込んでも組まれるので、
いかに、少ない打撃で仕留められるのか。
要は一発で相手を倒すような、
パワーのある打撃が有効です。

鈴木は元々MMAからのキック転向という事が関係しているのか、
多少リスクはあっても大振りのパンチが特徴。
一発で相手もKOする威力を持っています。
もしキックの試合をすれば平本は強いのですが、
MMAの試合では平本の打撃の強みは活かされません。
平本が勝利を勝ちとるためには、
今後どの様に軌道修正しこの穴を埋めていくのかが、
鍵になるかなぁと感じています。

試合終了後、鈴木は両手が骨折していた事が判明。2R以降、組に徹した理由がここにあったようです。もし折れていなかったら更に平本の内容は酷かったでしょう。

そして、そうこうしている内に、
2R、3Rと入り、
打撃でいきたい平本に対して、
胴タックルや四つ組でのテイクダウン狙いの鈴木という
戦いの構成が出来上がっていきました。

平本がここまでレスリング、寝技ができないのは致命傷です。
四つ組に関しては、脇を刺されたら差し返すなど基本動作は行っていますが、
その後、腰を入れることができません。
力強さがなく有利な状態にはもっていけず。

そして鈴木に寝かされても、動いて暴れる様子もなく、
脚も使えていないところを見ていると、
目も当てられません
これは、今まで何やってんだと言われても仕方ないですよ。
アメリカ行く前に、
日本の大学や高校の柔道部やレスリング部に練習行っていたほうが
まだ強くなっていたかと。

組技、寝技を強くなるには、積み重ねが最も大事になっていきます。
ちゃんと基礎の動きや打ち込み、スパーリングも何本もやりこまないと
よっぽどの天才ではない限り、強くなることはできません。
仮に組みの練習をしたと言っても、ただスパーリングの本数をこなす様な付け焼き刃的な方法だけでは強くなれません。
細かい技術練習は勿論ですが、はいくつばる様な練習が必要です。
レスリングが強くなれば組まれることに不安はなくなっていくので、
しっかりパンチの踏み込みができます。
自信を持って強い打撃を打てます。
過去にMMA転向して失敗したボクサーなど打撃系の選手を振り返ると、
上手くいかなかった要因の一つなのかなぁと改めて感じました。

平本が
デビュー戦とそう大きく変わっていない様子を見ると、この1年何やっていたの?と、
言われても仕方ないくらいお粗末な内容でした。
これだと、同階級のRIZINには手も足を出ないっすよ。
試合後、いくら良いこと言っても強くなるために
必要なことを本人、及び周りが、
ハッキリ伝えなければ今後も同じ結果が目に見えています。
そして、これまで平本選手が作り上げてきた幻が終焉を迎えました。私は平本の評価は昨日の試合がピークだと感じています。

じゃあ、どんな訓練が必要なのか?
①地力をつける
②レスリングの技術(まずはグレコ中心)
③抑え込まれても跳ね返すブリッジ
とりあえず、最低限この3つかなと。

これを鍛えてくれるには、
こういう厳しい特訓が必要です↓


↑映像6:50くらいから終わりまでのような特訓が必要。
私も若い時、五味さんにはシゴイてもらいましたが、
こういう一番苦しいことをやんないと強くなれないんですよ。
技術は通用しなかった時脆いですからね。
結局、試合の勝敗を決めるポイントは
ボロボロになった時の地力の強さ。

甘い環境、ヨイショされてるだけの場所では、
強くなれません。

それじゃ今日はこの辺で。